こんにちは。サカイクリニック62理事長の坂井万里です。
さて、今回は基礎化粧品の使い方について。
多くの方は正しく使っていると思いますが、あらためて確認してみませんか?
化粧水、美容液、クリームなど基礎化粧品は、正しく使うことが大切です。
もちろん、エイジングケア化粧品も基礎化粧品の1つです。そのため、正しく使うことが大切です。
なぜなら、せっかく高い保湿力を持つエイジングケア化粧品であっても、正しく使わないと効果を実感できないからです。
そこで、今回のテーマは、基礎化粧品の使い方。
私が監修を務めたナールスピュアを提供している「おすすめのエイジングケア化粧品ナールスの公式サイト」の中の記事「基礎化粧品(化粧水、美容液、クリームなど)の使い方~正しい保湿ケアのために~」も参考にして基礎化粧品の正しい使い方をマスターしてくださいね。
基礎化粧品とは
基礎化粧品は、肌の状態を整えるために用いる基本的な製品で、以下のような役割を持ちます。
①クレンジング
メイクや汚れを落とすための製品です。肌に残ったメイクや皮脂を効果的に除去し、その後のスキンケア製品の浸透を助けます。クレンジングにはオイル、ミルク、ジェル、バームなどの種類があります。
②化粧水
洗顔後の肌に水分を補給し、次に使うスキンケア製品の効果を高めるために使用します。化粧水は肌のバランスを整え、保湿や引き締め効果を持っています。
③美容液
特定の肌悩みに対応するための高濃度の美容成分を含んでいます。シミやシワ、乾燥などの悩みに合わせたものを選ぶことができます。エイジングケアにおすすめです。
④乳液
肌に油分を補い、保湿を行うための製品です。化粧水で補った水分が逃げないように閉じ込める役割を果たします。
⑤クリーム
乳液と同様に保湿を行う製品ですが、より高い油分を含み、乾燥が気になる肌に深い保湿を提供します。特に夜のスキンケアに使用されることが多いです。
⑥日焼け止め
紫外線から肌を守るためのアイテムです。日中の外出時には必ず使用し、肌の老化を防ぐために欠かせません。基礎化粧品というよりメイク化粧品に近いですが、スキンケアやエイジングケアの目的からは、基礎となる化粧品です。
化粧水の使い方の基本
化粧水は、スキンケアの中でも非常に重要な役割を果たします。正しい使い方を知っておくことで、化粧水の効果を最大限に引き出すことができます。
また、肌質や悩みに応じて化粧水を選んで使うことが大切です。例えば、乾燥肌の方は保湿成分が豊富なものを選び、脂性肌の方はさっぱりとしたタイプのものを選ぶと良いでしょう。敏感肌の場合は、低刺激で肌に優しい成分が含まれた化粧水を選ぶことがおすすめ!
以下に化粧水の基本的な使い方をまとめます。
①適切な量を使用する
化粧水の適量はメーカーの推奨や個々の肌の状態によって異なりますが、一般的には100円玉大(約2~3プッシュ)が目安です。多すぎると肌にべたつきが残り、少なすぎると十分な保湿が得られないことがあります。
②手のひらで温める
化粧水を手のひらに取ったら、軽く温めてから顔に塗布します。これにより、化粧水の成分が肌によりよく浸透しやすくなります。
③優しくパッティングする
化粧水を肌にのせた後、指の腹を使って優しくパッティングします。この工程は、化粧水が肌にしっかりと浸透するように促すために重要です。力を入れすぎないようにし、肌に負担をかけないようにしましょう。
④乾燥しやすい部分は重点的にケア
特に乾燥しやすい部分(例えば頬や目元など)は、化粧水を多めに使うと良いでしょう。乾燥が気になる部分には重ね付けをして、しっかりと水分を補給します。
⑤定期的な見直し
季節や肌の状態によって最適な化粧水は変わることがあります。定期的に肌の状態をチェックし、必要に応じて化粧水の見直しを行うことも大切です。
以上のように、基礎化粧品と化粧水の基本的な使い方を理解し、実践することで、肌の健康を保ちながら、日々のスキンケアをより効果的に行うことができます。
美容液の使い方の基本
美容液は、特定の肌悩みに対応するために設計された濃縮型のスキンケア製品です。以下は、美容液を効果的に使用するための基本的なポイントです。
①適切な量を使用する
一般的には、1~2滴(パール粒大)が目安です。美容液は高濃度の成分を含んでいるため、少量でも十分な効果を得られます。使用量が多すぎると、肌にべたつきが残ることがあるので注意が必要です。
②洗顔後、化粧水の後に使う
美容液は化粧水で肌を整えた後に使用します。化粧水が肌に水分を補給し、肌のバリアを整えることで、美容液の成分がより深く浸透しやすくなります。
③肌に優しくなじませる
美容液を手のひらに取ったら、顔全体に均等に広げるようにします。その後、指の腹を使って優しく押し込むようにしてなじませます。このとき、強くこすらず、軽くパッティングするのがポイントです。
④気になる部分に重点的に
シミやシワ、乾燥などの特定の肌悩みに応じて、気になる部分に重点的に塗布します。例えば、目元や口元に特化した美容液を使用する場合は、その部位に多めに使うと良いでしょう。
⑤他のスキンケア製品との組み合わせ
美容液は、乳液やクリームと併用することで、その効果をさらに引き出すことができます。美容液の後に乳液やクリームを使い、肌の保湿と栄養補給を行いましょう。
保湿クリームの使い方の基本
保湿クリームは、肌に潤いを閉じ込めるための重要なアイテムです。
以下は、保湿クリームを効果的に使用するための基本的な方法です。
①適量を取る
保湿クリームは、一般的にパール粒大からアーモンド粒大の量を目安に使用します。多すぎると肌にべたつきが残り、少なすぎると十分な保湿効果が得られません。
②手のひらで温める
クリームを手のひらに取ったら、両手で温めてから顔に塗布します。これにより、クリームが肌によりなじみやすくなります。
③優しくマッサージする
クリームを顔全体に塗った後は、指の腹で優しくマッサージしながらなじませます。特に乾燥しやすい部分や、ハリが気になる部分には丁寧にマッサージすると良いでしょう。
④化粧水と美容液の後に使用する
保湿クリームは、化粧水と美容液の後に使用します。これにより、化粧水と美容液で補給した水分と美容成分を閉じ込める役割を果たします。
⑤季節や肌状態に合わせて選ぶ
乾燥しやすい季節や肌の状態に応じて、クリームの種類を選ぶことも大切です。夏は軽めのジェルタイプ、冬はリッチなクリームタイプなど、季節に応じた製品を使い分けましょう。
基礎化粧品の使い方に関するよくある質問
ここからは、皆さんが気になる基礎化粧品の使い方に関するよくある質問に答えます。
Q1.基礎化粧品の順番は?
基本的には、クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液→クリーム→日焼け止めの順に使用します。洗顔後は、肌の状態に合わせて化粧水や美容液で肌を整え、乳液やクリームで保湿します。日焼け止めは、外出前に必ず使用しましょう。
また、フェイスマスクは化粧水の後です。メーカーによっては、順番が異なる場合もありますが、基本は説明したとおりです。
15分でマイナス5歳肌 バイオセルロースマスク ナールスリジェパーフェクトマスク
Q2.化粧水と美容液はどちらが先?
化粧水を先に使用します。化粧水は肌の水分を補給し、次に使用する美容液の成分が浸透しやすくする役割があります。
Q3.どのくらいの頻度でスキンケアを行うべき?
基本的には、朝と夜の2回のスキンケア&エイジングケアがおすすめです。
朝は日焼け止めを含めたスキンケア&エイジングケア、夜はクレンジングから始めるしっかりとしたケアを行うと良いでしょう。
Q4.敏感肌でも使える基礎化粧品は?
敏感肌の場合は、アルコールフリー・無香料・無着色・低刺激性の基礎化粧品を選ぶと良いでしょう。また、パッチテストを行ってから使用することもおすすめします。
レチノールやビタミンC誘導体は要注意です。
Q5.基礎化粧品はどうやって選べばよい?
自分の肌質や肌の悩みに合わせて選ぶことが重要です。乾燥肌、脂性肌、混合肌など、それぞれの肌質に合った製品を選びましょう。また、季節や年齢に応じて、製品を見直すことも大切です。
まずは、良いと思うものをお試しで使いましょう。
まとめ
基礎化粧品は、肌の健康を保つための基本的なスキンケアアイテムです。それぞれの役割を理解し、正しく使用することが大切です。
特に30代以降のエイジングケアでは、肌が弱くなるので正しい使い方が大切です。
化粧水は肌に水分を補給し、美容液は特定の肌悩みに対応、保湿クリームは潤いを閉じ込める役割を果たします。これらを適切な順番と量で使用し、肌の状態に合わせて製品を選ぶことで、効果的なスキンケアやエイジングケアが可能となります。
定期的に肌の状態をチェックし、必要に応じてスキンケアやエイジングケアを見直すことも、美しい肌を保つための重要なポイントです。