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ホームホワイトニングって良い?効果やメリット&デメリット

ホームホワイトニングって良い?効果やメリット&デメリット、やり方を解説

「歯の黄ばみが気になる」「でも歯医者に行くのは面倒」そんな方におすすめなのがホームホワイトニングです。ホームホワイトニングとは、クリニックで購入した器具を使い、自宅で自分の歯を白くするホワイトニング方法です。自分専用のマウスピースの中にジェル状の薬剤を入れて、数時間歯を浸し、漂白します。

ホームホワイトニングなら、自分のペースで白くキレイな歯にすることができます。この記事ではホームホワイトニングの効果やメリット、デメリットについて解説します。ホームホワイトニングをやろうか迷っている人や、オフィスホワイトニングとの違いを知りたい人はぜひ参考にしてください。

ホームホワイトニングはこんな人におすすめ!

・毎回歯医者にいくのが面倒

・平日は仕事で遅く、土日は歯医者の予約がなかなかとれない

・自分のペースでホワイトニングしたい

ホームホワイトニングのメリット&デメリットは?

自宅で手軽に行えるホームホワイトニングですが、メリットとデメリットがあります。ここからは、ホームホワイトニングのメリットとデメリットを紹介します。しっかり目を通して、自分に合った施術か確認しましょう。

メリット

ホームホワイトニングのメリット

都合の良い時間にできる

ホームホワイトニングは、専用のマウスピースとホワイトニングジェルを使って歯を白くします。そのため、毎回歯医者に行かなくても自分のペースでホワイトニングができます。周囲の理解があれば、自宅はもちろん旅行先や職場でもホームホワイトニングが可能です。

なお、専用のマウスピースはクリニックで作成する必要があります。マウスピースを作ったり健診したりする際は、クリニックに行く必要がありますが、それ以外では基本的に通院の必要はありません。

痛みが抑えられる

ホワイトニングは、ジェルを使って歯を漂白するため、歯に負担がかかります。具体的には、歯や歯茎、のどの痛みが出る場合があります。しかし、クリニックで行う「オフィスホワイトニング」と比較すると、痛みが抑えられる傾向にあります。

ホワイトニングのジェルの濃度はホームホワイトニングなら約10~20%、オフィスホワイトニングなら約30%が目安です。痛みが不安な人は、使用するジェルにも注意するといいでしょう。

色持ちが良い

ホームホワイトニングは内側の層である「象牙質(ぞうげしつ)」の黄ばみを白くするため、後戻りしにくいのが特長です。

歯が黄ばむ原因の1つは、象牙質が透けて見えることです。歯の外側には「エナメル質」と、その内側にある「象牙質」の2つの層があります。本来、象牙質はやや黄色い色をしています。外側にあるエナメル質が薄くなると、象牙質が透けて歯が黄色く見えるのです。

デメリット

ホームホワイトニングのデメリット

マウスピースが必要

ホームホワイトニングでは、その人の歯型に合ったマウスピースを使用する必要があります。クリニックで歯型を取り、その歯型をもとにマウスピースを作るのが一般的です。歯型を取る際、ゴムの臭いのする材料を口いっぱいに入れるため、苦手と感じる人は多いでしょう。

ホームホワイトニング用のマウスピースが出来上がるまでは数日かかります。そのため、すぐにホームホワイトニングができるわけではないことは留意しておきましょう。

マウスピースの装着が面倒

マウスピースをつける際は、毎回歯を磨き、汚れが無い状態で行います。歯表面に汚れが残っていると、ジェルが浸透しにくいためです。使用後は、マウスピースも軽くブラッシングする必要があるため、少し面倒と感じる場合があるでしょう。

継続が必要

オフィスホワイトニングと比較すると、効果が出るまで時間がかかるため「すぐに歯を白くしたい」という人には不向きです。ホームホワイトニングは、基本的に毎日一定時間マウスピースを装着します。ジェルの濃度によって異なりますが、装着時間は2時間ほどが目安です。

また、ホワイトニング中は色の濃い飲食物は避けたほうがいいため、普段通りの食事をしたいという人には不向きな方法といえるでしょう。

そもそもホワイトニングとは?

ホワイトニングの種類-1

クリニックで行えるホワイトニングには、いくつか種類があります。自分に合ったものを見つけるためにも、ホームホワイトニング以外の種類も確認しましょう。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングの特徴

オフィスホワイトニングとは、クリニックで医師や歯科衛生士などの有資格者が行うホワイトニング施術のことです。濃度の高い薬剤を使用するため、1回のホワイトニング効果が高いことが特長です。専門知識を持った施術者が担当するため、スムーズにホワイトニングができるのもメリットといえるでしょう。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングの特徴

ホームホワイトニングとは、クリニックから受け取った器具を使って、自分自身でホワイトニングを行う方法です。自分の都合がいいときにホワイトニングができるため、歯医者に行く時間がない人におすすめです。効果が出るまでに時間はかかるものの、自然な白さにできます。

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デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングの特徴

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせる方法です。効果が持続しにくいが短期間で白くなる「オフィスホワイトニング」と、すぐに白くはならないものの効果が持続しやすい「ホームホワイトニング」を組み合わせることで、お互いのデメリットを補えます。

歯医者のオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの効果の違いは?

上記のようにクリニックには3つのホワイトニング施術がありますが、大別すると「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の2つになります。それぞれの特徴を分かりやすくまとめました。

ホームホワイトニング オフィスホワイトニング
方法 マウスピースの中にジェルを注入し、一定時間装着する 歯表面に薬剤を塗り、特殊な光を当てる
使用する薬剤の主成分 過酸化尿素
(歯の内側までアプローチできる)
過酸化水素
(歯の表面にアプローチする)
白さの効果 2週間ほどの使用で1〜2段階変化する 1回の施術で2段階ほど変化する
治療期間 1日2時間、2週間装着することが多い。 通常3~5回程度の施術が基本。
週に1度通院することが多く、3~5週間かかる。
効果の持続期間 6~12ヶ月 3~6ヶ月
費用相場 2~5万円 1~5万円

ホームホワイトニングはどのぐらいで白くなる?2~4週間で効果が出る人も!

ホームホワイトニングで効果が感じられるまでには、2~4週間ほどかかることが一般的です。2週間経ったころから少しずつ効果が出始め、4週間ほどで白くなったと感じます。

ホームホワイトニングは何が必要?マウスピースを歯医者で作る必要がある!

ホームホワイトニングには、マウスピースとジェルが必要です。ここからは、マウスピースを作るまでの過程を説明します。

なお、歯列矯正の「インビザライン」のマウスピースを使って、ホームホワイトニングをすることも可能です。基本的には、ホームホワイトニング用に新たにマウスピースを作る必要はありません。

マウスピースはどうやって作る?

マウスピースを作る流れ

作り方

上顎と下顎の2つに分けて型を取ります。粘度のような材料を口の中に入れて型を取ります。嘔吐反射が強い人や、歯型を取る際に気持ち悪くなったことがある人は、事前に伝えておきましょう。

マウスピースができるまでの期間

歯型をもとにマウスピースを作成します。マウスピースは3~4日程度でできることが多いです。マウスピースが完成したら、クリニックに行き問題なく使えるか確認します。

ジェルを購入

ホームホワイトニングでは、ジェル状の薬剤をマウスピースに注入して、歯に装着します。沢山の種類のホワイトニングジェルを扱うクリニックは、そう多くありません。基本的にはクリニックで指定されたジェルを使います。

ホワイトニングの前に虫歯の健診や治療を!

虫歯があってもホームホワイトニングをすることは可能です。しかし、以下のようなデメリットがあるため、虫歯を治療してからホワイトニングを始めることが一般的です。

・ホワイトニング期間中に虫歯が進行してしまう
・痛みが出やすくなる
・詰め物や仮歯が取れやすくなる

ホームホワイトニングの費用はいくら?

ホームホワイトニングの費用相場は2~5万円です。ホームホワイトニングの内訳は以下の通りです。

ホームホワイトニング 費用
診察代 0円
マウスピース制作費 1~4万円
ジェル代(2週間分) 約1万円
自宅に器具を配送する場合は送料がかかります

継続してホームホワイトニングをする場合、期間に応じてジェルを追加で購入します。マウスピースは丁寧にお手入れすれば、1~2年は使えます。

ホワイトニングは自由診療!健康保険は使用不可

ホームホワイトニングを含め、ホワイトニングは自由診療です。健康保険などの公的な医療保険が適用されず、医療費は全て自己負担となります。また、ホワイトニングは医療費控除の対象にもなりません。

なお、歯周病治療の一貫として、歯表面の汚れを掃除する「クリーニング」であれば保険がききます。

ホームホワイトニングの選び方「薬剤」はどこで買える?

ホームホワイトニングで使う薬剤は基本的に、受診しているクリニックで購入します。現在国内で使われることの多いホワイトニングジェルは4種類あります。

ホームホワイトニングの薬剤(ジェル)の種類

ホームホワイトニングジェルは主に4種類あります。クリニックによって扱っているジェルは異なるため、事前にチェックしておくといいでしょう。

Opalescence(オパールエッセンス)

1日の装着時間は2時間、使用期間は最大2週間です。マウスピースに一本線を描くようにジェルを注入して使います。粘度が高いため、マウスピースに漏れ出る心配が少ないです。濃度は10、15、20、35%の4種類があります。
※国内認可は10%のみ

NITEホワイト・エクセル

アメリカで使われることの多いジェルです。オパールエッセンスと同様、1日の装着時間は2時間、使用期間は最大2週間です。濃度は10、16、22%の3種類があります。
※国内認可は10%のみ

松風ハイライト シェードアップ

爽やかなミントフレーバーが特徴のジェルです。1日の装着時間は最大2時間、使用期間は2週間まで。濃度は10%です。

ティオン ホーム プラチナ

1歯あたり米粒2つ分を目安に、ホワイトニングジェルを注入して使います。濃度は10%です。1日の装着時間は最大2時間、使用期間は2週間まで。

ホームホワイトニングジェルの選び方

ホームホワイトニングジェルは20%程度の高濃度のもの、10%程度の低濃度のものの2つがあります。歯の状態や、どこまで白くしたいかによって適した濃度が異なります。医師と相談しながら決めましょう。

20%程度の高濃度のホワイトニングジェル

ジェルの濃度が高いほど、短期間で白くすることが可能です。また、1日の装着時間も短いので、マウスピースを付けるのが煩わしいと感じる人に向いています。しかし、濃度が高い分痛みを感じやすいことがあります。歯茎や喉につくと痛みが生じたり、ただれたりする恐れがあります。

10%程度の低濃度のホワイトニングジェル

ジェルの濃度が低いと、効果が出るまでに時間がかかります。しかし、その反面痛みが少ない傾向にあります。ゆっくりでもいいから刺激の少ないホワイトニングを試したい人、知覚過敏などの症状が気になる人に向いてます。

ホームホワイトニングジェル選びの注意点

ホームホワイトニングジェルは、通販サイトで海外から個人輸入することもできます。しかし、安全性が保証されていない商品もあるため、避けるのが無難です。自己判断で海外の製品を使用した場合、思ったような効果が出ないどころか、深刻な知覚過敏を引き起こす恐れもあります。

海外製の場合、取り扱い説明書は外国語で書かれており、正しく使えない可能性があります。万が一、深刻な症状が出たとしても、使用したジェルが未承認医薬品の場合、国の救済制度を使うことができません。

「もっと濃度の高いジェルを使いたい」「クリニックに行くのが面倒だから自分でジェルを買いたい」と考える人もいるかもしれませんが、受診しているクリニックの管理下で、医師が勧めるジェルを使うようにしましょう。

自宅でホワイトニングを体験!ホームホワイトニングのやり方を詳しく解説

白くできる歯と白くならない歯がある?

ホームホワイトニングは、全ての歯を白くできるわけではありません。ここからは、歯が白くならないときに考えられる原因を紹介します。

エナメル質の密度が高い

高齢の方は、エナメル質の密度が高い傾向にあります。エナメル質の密度が高いと、成分が浸透しにくいため、なかなか歯が白くならないのです。エナメル質の密度が高い場合は、何度も繰り返し施術を行うことで、徐々に白くしていきます。

被せ物・詰め物・差し歯がある

被せ物・詰め物・差し歯などの人工物は、ホワイトニングでは白くなりません。詰め物などがある場合は、ホワイトニングをした後、詰め物を取り替えることで、周囲の色と合わせることができます。

神経がない・死んでいる

根管治療などで神経を取っている、歯を強くぶつけて神経が死んでいる場合は、ホワイトニングの効果が出ません。歯の神経がない、死んでいる場合は、ウォーキングブリーチという方法で白くします。ウォーキングブリーチとは、歯の内部に漂白剤を入れて、内側からホワイトニングをする方法です。

金属によって着色している

歯に金属の詰め物をしていると、金属イオンが色素沈着し、歯ぐきが黒く変色することがあります。金属の着色はホームホワイトニングで白くすることはできません。金属を外してレジンに変えたり、歯の表面に塗るマニキュアを使って白くするといいでしょう。

抗生物質が原因で変色している

0~12歳ごろに、テトラサイクリン系の抗生物質を大量に摂ると、歯の変色が起こることがあります。特に、濃い茶色やグレーの場合、薄くなることはあっても真っ白にすることは難しい傾向にあります。

ホワイトニングの効果を長持ちさせるには?

ホームホワイトニングで白くしても時間の経過とともに、徐々に色が戻ります。ここからは、ホワイトニングの効果を長持ちさせるポイントについて解説します。

ホームホワイトニング後はしっかり口をすすぐ

ホワイトニングのジェルが歯に付着したままだと、汚れが付きやすくなります。マウスピースを外した後は口をゆすぎ、軽くブラッシングして、ジェルを除去しましょう。

ホームホワイトニングの直後は飲食を控える

ホワイトニング後の1~2時間程度は飲食を控えましょう。ホームホワイトニングに使われるジェルには、歯の表面を保護している膜「ペリクル」を除去する作用があります。そのため、ホームホワイトニング後の歯はとてもデリケートです。

このような理由から、ホームホワイトニングの直後は、飲食を控えると黄ばみにくくなります。

ホワイトニング歯磨き粉を使用する

歯磨き粉の中には、ホワイトニング効果に特化した商品もあります。多くのホワイトニング歯磨き粉には、歯表面の着色汚れを除去し、本来の白さに近づけてくれる効果が期待できます。

ホワイトニング歯磨き粉だけで、歯を真っ白にすることは難しいため、ホームホワイトニングの補助として使うといいでしょう。

食後はこまめに歯磨きをする

歯が黄色くなる原因の1つは、飲食物による着色汚れです。食後はすぐに歯磨きをして、汚れを除去することで、着色を防ぐ効果が期待できます。また、外出先で歯ブラシを持っていない場合は、水で口を軽くゆすぐだけでも着色は防げます。

タバコは控える

タバコが発生させる「ヤニ」で、歯が茶色くなったり、黄色くなったりすることがあります。さらに、ヤニはネバネバしているため、一度付着すると普通の歯磨きで落とすことは難しいです。そのため、禁煙して、歯にヤニが付かないようにすることも、ホワイトニングの効果を長持ちさせるのに有効です。

口内の乾燥を防ぐ

唾液には、細菌や汚れを洗浄する働きがあります。しかし、口内が乾燥すると唾液の働きが弱まり、歯に汚れが付着しやすくなるのです。

食事前に水を一杯飲んだり、食事中もこまめに飲み物を摂ると着色汚れを予防できます。また口呼吸のクセがついている人は、口を閉じて鼻呼吸を意識するといいでしょう。

クリニックの定期健診を受ける

毎日こまめに歯磨きをすることは大切ですが、セルフケアだけでは限界があります。手の届かない箇所はクリニックで清掃してもらいましょう。また、定期的に歯科健診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見にも繋がります。定期健診は3~6ヶ月に1回のペースで通うといいでしょう。

ホワイトニングQ&A

Q.1 ホームホワイトニングを行う最適な時間(日中か夜間か)はありますか?

ホームホワイトニングは基本的にいつ行っても問題ありません。ただし寝る前に行うと、無理なく続けやすいでしょう。

ホームホワイトニングをした後、1~2時間程度は飲食を控える必要があります。また、マウスピースを装着している間は話にくくなるため、人と会うときに邪魔になる恐れがあります。そのため、食事を終えて、自宅で過ごすことの多い寝る前がおすすめです。

Q.2 市販のホームホワイトニングジェルを使っても大丈夫?

ホームホワイトニングで使用するジェルは、必ずクリニックで購入しましょう。ホワイトニング効果が十分に出ない恐れがあります。

多くの市販のホワイトニングジェルは、ブラッシング時の汚れ除去をサポートする商品です。クリニックで処方されるホームホワイトニングジェルのように、漂白する効果は見込めません。

Q.3 ホームホワイトニング中に虫歯になったら?

虫歯が見つかったら、先に虫歯を治療してからホワイトニングをします。ホワイトニングジェルが詰め物を剥がしてしまったり、ホワイトニング中に虫歯が進行するリスクがあるためです。

なお、ごく初期の虫歯であれば先にホワイトニングをしてから、虫歯治療をすることもあります。ホワイトニングで希望の白さにしてから、その色に合わせた詰め物を使います。ホームホワイトニング中に虫歯になったら、担当の医師と相談し、どちらを先に進めるか決めましょう。

Q.4 マウスピースは歯医者以外でつくれる?

ECサイトなどで、ホームホワイトニング用のマウスピースを作るキットが販売されています。しかし、クリニックで作るマウスピースと比較すると精度が低い可能性があるため、注意が必要です。ホワイトニングジェルが行き渡らず、色ムラができたり、漏れて痛みが出る恐れがあります。

市販のマウスピースの多くは、材料をお湯につけて柔らかくした後、歯にはめて型をとります。自分の歯にフィットするマウスピースを作ることは難しいため、クリニックで制作したほうがいいでしょう。

Q.5 マウスピースは長くしてても大丈夫?マウスピースをしたまま寝てしまったらどうなる?

マウスピースの装着時間を伸ばすと、薬剤が効きすぎて歯表面にダメージがかかり、ひどい痛みや知覚過敏を引き起こす恐れがあります。また、マウスピースをつけたまま寝ることは控えましょう。誤ってジェルを飲み込んでしまうと、炎症やただれを引き起こすリスクがあります。

もし、マウスピースをしたまま寝てしまった場合、1度くらいであれば大きな影響はないと考えられています。不安な場合は医師に相談しましょう。

Q.6 ホームホワイトニング中に食べてはいけない食べ物や飲み物はある?

ホワイトニング中は、色の濃い飲食物を控えましょう。色の濃い飲食物には、主に以下があります。

色の濃い食べ物 ・カレー
・チョコレート
・ケチャップ
・ブドウ
・キムチ
・トマトソース
色の濃い飲み物 ・コーヒー
・赤ワイン
・緑茶
・紅茶
・コーラ

また、ホワイトニング中は色が薄い以下の飲食物がおすすめです。

色の薄い食べ物 ・白米
・白身魚
・食パン
・オムレツ
・レタス
・とろろ
・カルボナーラ
・ヨーグルト
色の薄い飲み物 ・牛乳
・ハーブティー
・水

Q.7 敏感な歯や歯茎を持つ人でもホームホワイトニングは行える?

知覚過敏の人は、まず知覚過敏を治してからホワイトニングをしましょう。知覚過敏の人はジェルで痛みを感じやすいため、ホームホワイトニングができない可能性があります。

また、ホームホワイトニング以外で歯を白くする場合は、セラミック治療も検討しましょう。セラミック治療は歯を削ってセラミックの被せ物をつける方法です。

Q.8 ホームホワイトニングが痛いときはどうすればいい?

ホームホワイトニングで痛みを感じた場合、以下の対処法を試しましょう。

・一時的にホワイトニングを休止する
・知覚過敏用の歯磨き粉を使う
・過度に冷たい飲み物や熱い飲み物を避ける
・ホワイトニングジェルが歯茎に残っている場合は拭き取る

痛みが3日以上続く場合は、炎症が起きている可能性があるため、医師に相談しましょう。

Q.9 ホームホワイトニングを行うことで、歯の感度が高まる可能性はありますか?

ホームホワイトニングをした後に、知覚過敏の症状が出る可能性があります。これは、歯の表面を保護している膜「ペリクル」が剥がれることで起こります。

通常は一過性の症状で、時間の経過とともに和らぎますが、長期間知覚過敏の症状が強く出た場合は、医師に相談しましょう。

Q.10 マウスピース制作に健康保険が適用されるケースはある?

ホームホワイトニングは、美容目的のため保険適用外です。なお、歯ぎしりや歯の食いしばりなど治療目的のマウスピースであれば、保険が適用されます。

まとめ

この記事では、ホームホワイトニングの効果やメリット、デメリットについて詳しく解説しました。ホームホワイトニングなら、自分のペースで白くキレイな歯にすることができます。ぜひこの記事を参考に、ホームホワイトニングを検討してみてください。

【Opalescence(濃度15、20、35%)】
・医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
・多くのクリニックでは医師が個人輸入しております。
・国内においては、濃度が10%のOpalescenceが承認されています。
・ホワイトニング期間中に歯がしみたりするなどの知覚過敏症状が現れることがあります。【NITEホワイト・エクセル(濃度16、22%)】
・医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
・多くのクリニックでは医師が個人輸入しております。
・国内においては、濃度が10%のNITEホワイト・エクセルが承認されています。
・ホワイトニング期間中に歯がしみたりするなどの知覚過敏症状が現れることがあります。

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